ついに2018年シーズンの多摩川クラシコが行われました。
まずは敵地、等々力での対戦です。
さあ、どうだったのでしょうか。
多摩川クラシコとは?
サッカーでは、対戦チーム同士のホームタウンが同一地域や隣接地域にある場合などに「〇〇ダービー」として呼ばれることがあります。
例えば、清水エスパルスとジュビロ磐田の対戦は「静岡ダービー」、そして今シーズンは別のリーグになってしまったので開催はありませんが、大宮アルディージャと浦和レッズの対戦は「さいたまダービー」と呼ばれていますよね。
話は戻って、スペインのレアル・マドリードとFCバルセロナの対戦が「エル・クラシコ」と呼ばれて親しまれていることから、特に、FC東京と川崎フロンターレの対戦では、この「エル・クラシコ」にあやかった「多摩川クラシコ」として称して盛り上げています。
なお、今シーズンはJ1でサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎の対戦が実現しましたが、その試合は「平和記念マッチ」と呼ばれました。
被爆地同士の開催という、世界にも例を見ないダービーになりましたが、単に「○○ダービー」と呼ぶのではなく、彼の地の願いや思いを表すステキな呼び名だと思います。
そして、今回の多摩川クラシコは第31回目の開催となり、前回までの対戦成績はFC東京の9勝8分13敗となっています。
試合はどうだったの?
さあ、試合内容はどうだったのでしょうか。
と、その前に、ビジター側入口の階段を上がったところに、なんとナオが!
順番待ちの列も短かったので、思わず並んでツーショット!
写真をとっていただいた方、ありがとうございました。m(__)m
これは幸先がイイぞ!
で、試合ですが、川崎フロンターレは、中村憲剛、小林悠、家長昭博といった主力をベンチに温存して、トップ下には嘉人さんが、そして齋藤マナブがスタメンとなっています。
いくら連戦が続いてターンオーバーが必要だからって、FC東京を舐めているのでしょうか。
FC東京はディエゴと永井の強力2トップをそのまま使い、左サイドにはセットプレー重視で宏介が先発です。
前半はどうだったの?
川崎フロンターレは左サイドの齋藤を起点にゲームを進めようとしますが、FC東京の鉄壁の守備を崩しことができません。
一方のFC東京は2トップを中心に前から激しいプレスをかけ続けて高い位置でボールを奪取して「ファストブレイク」を仕掛けていきます。
14分、FC東京はセットプレーのチャンスを得ます。
キッカーはモチロン宏介。
ゴール前に沈む正確なキックに対して拳人が合わせて先制ゴールを奪います。
川崎フロンターレも猛攻を仕掛けてきますが、FC東京の1点リードで折り返します。
後半はどうだったの?
川崎フロンターレは後半の頭から、知念に代えて中村憲剛を投入してきます。
中村憲剛の投入で流れが変わった川崎フロンターレは、さらに猛攻を仕掛けますが、林さんのスーパーセーブなどでピンチを防ぎます。
追加点が欲しいFC東京ですが、またもや宏介のFKから、オフサイドをかいくぐって裏へ抜け出したモリゲが右足で押し込んで追加点ゲッーーーット!
川崎フロンターレは攻撃の手を休めることはありませんでしたが、特にアブナイ場面はなく、ボールを持たせている感がありました。
アディショナルは5分で、長さが少々気になりましたが万事休す。
これで多摩川クラシコの対戦成績は、FC東京の10勝8分13敗となりました。
試合後はどうだったの?
FC東京は?
さすがにハッピーなコメントが多かったですね。
モリゲは「思い出に残る試合」と、ケンタ監督は「俺のMOMは永井」などなど。
宏介は、ワールドカップの最終選考に向けて「いいキッカーがいますよ!」と宏介節が…。
ウレシイのは分かりますし、ボクも超ウレシイのですが、気を引き締めていきましょう。
川崎フロンターレは?
嘉人さんは、「悔しいですが、完敗です。狙い通りにやられました」と、齋藤マナブは「セットプレーでやられました」と反省の弁。
小林悠は「悔しいですね」と、一言。
さらに「引いた相手をどう攻めるかが考えないといけない。ダイレクトプレーや意表を突くプレー。そういった変化を付けないと、守備ブロックを作る相手は崩せない」とも。
あのぅ~、小林クン、いいですか?
FC東京は「引いて守ってカウンター」じゃなくって、ラインを上げて、ボールを奪って速攻をしかける「ファーストブレイク」なんですって!
浦和レッズに感謝!
ボクが「浦和レッズに感謝」ですって?
前節、浦和レッズは川崎フロンターレと等々力で対戦でした。
見に行くと言っていた浦和レッズサポーターの友人に、
「浦和レッズは応援しないけど、川崎フロンターレに勝ってくれ!」
と言っておいたのです。
そんなボクの願いが通じたハズもないでしょうが、なぜか浦和レッズは川崎フロンターレに0-2で勝利!
FC東京との勝点差を縮められることはありませんでした。
攻撃力を売りにする川崎フロンターレが、調子の上がらない浦和レッズにゼロ封ということはかなりなダメージだったのではないでしょうか。
まあ、プロですからそれを引きずるということもないでしょうが、前節、連戦続きで疲労の見える状態で好調ヴィッセル神戸からアウェイで勝点1を持って帰ることができたFC東京と、ホームで、不調の浦和にゼロ封された川崎フロンターレとでは気分的に違いがあったことは間違いありません。
浦和レッズさん、アリガトウ!
でも、もう、サンフレッチェ広島以外、どのチームにも勝たなくていいからね!!
次節への展望は?
次節はまたも上位チームとの対戦、北海道コンサドーレ札幌戦です。
サンフレッチェ広島との勝点をこれ以上広げられないように、何としても勝たなくてはなりません。
昨シーズンはやられてますからね。
ただ、そこは知将、ケンタ監督です。
次節までの小平グランドでの練習もすべて「非公開」のようですので、何か考えているに違いありません。
さあ、味スタへ行くぞ!